世界の女性ジャズヴォーカル 2016ベストCD
1994年頃から世界の女性ボーカルをコレクションしてきましたが、このところ一時期に比べ女性ボーカルブームに勢いがなくなってきたように感じています。ポップス寄りのものが増えたせいか、このウェブで紹介するべきものが減ってきたようです。東欧の歌手はこれからも期待できそうです。
2016年はClaire Martin,Fay Claassen,Clare Tealなどの大御所の新作もありましたが、1st prizeにはフランスに新人Camille Bertaultを選びました。2016.12.31記載
2016 1st Prize
En Vie / Camille Bertault / Sunnyside / 2016 , USA
投稿した動画が米Sunnysideの社長の眼に留まりデビューしたフランスの歌手。ポップス色のないコンテンポラリー・ジャズ・ヴォーカルで、現代的な軽さながら、しっかりした歌と伴奏。
2016 2nd prize
Solitary Moon / Michela Lombardi / Philology Records / 2016 , Italy

Phil Woodsの死後新しいCDを出していなかったMichela LombardiがまたPhilologyから出しました。Johnny Mandel曲集と、やや古めかしい内容ですが、Michela Lombardiらしさが出た好演です。
2016 3rd prize
My Song Book / Enrico Pieranunzi featuring Simona Severini
/ 2016 , Italy
イタリアのベテランピアニストEnrico Pieranunzi名義のヴォーカル・アルバム。歌手はSimona Severiniという人で、私は初めて聴きましたが、イタリアらしい歌手です。全曲Enrico Pieranunzi作曲。
 
 2016 3rd prize
Here's To The Ladies / Malene Kærgård / 2016 , Denmark
  
デンマークのコンテンポラリーな歌手のセカンド・アルバム。ジャズのスタンダードなどを交えた軽いアルバム。