Annual Best CDs 2022
コロナ禍が丸3年。音楽の世界にも大きな影響があります。ジャズ歌手たちのリリースされるアルバムも少ないままです。
そんな中、2020年頃から現れた若い歌手たちが目立ってきました。
カナダのCaity Gyorgy, Laura Anglade , アメリカの Samara Joy, イギリスの Isobel Gathercole, スエーデンの Johanna Pettersson, Johanna Linnea Jakobsson(Denmark生まれ) などまだ20歳前半から30歳くらいと思われる歌手たちが台頭してきました。またこれらの歌手たちは(Johanna Linnea Jakobssonを除いて)新しいポップスの影響が少ない、50年代ころののジャズ・ヴォーカルの伝統を受け継いだスタイルというのも、ちょっと驚きです。時代の流れで再び50年代ころに回帰してきたのでしょうか。カナダのCaity Gyorgy, Laura Angladeはバップ系スキャットを聴かせてくれますし、アメリカの Samara Joyもハードバップ系有名ミュージシャンのソロをスキャットできるとのこと。
また、Judy Niemack, Vivian Buczekの新作、Fay Claassenの活動25年を記念してのライブ録音集大成CD&LPセット・ボックスなどベテラン歌手からのアルバムもありました。
(2022.12.31記載)
Caity Gyorgy / Featuring/Muzak/2022,Japan(La Reserve Records/2022,Canada)
 
Samara Joy / Linger Awhile/Verve/2022,USA
 
 Isobel Gathercole / Day Dream/Trapeze Music/2022,UK
 
 
 Johanna Pettersson / The Show Must Go On / Prophone,2021,Sweden
 
 
 Vivian Buczek / Roots/Prophone/2021,Sweden
 
 
 Judy Niemack / What's Love?/Sunnyside Records/2021,USA
 
Specially Commended
 Fay Claassen / Fay Live[8CD+2LP]/Challenge Records,2022,Netherland